日間賀島バトル記(変わっとるやんけ!)

arugha_satoru2005-04-22

 トップの写真は女風呂の注意書きです。何故ジュース・ミカン限定!


 檜風呂から見た知多の海。以外と綺麗です。お風呂に入った後着替えて、朝バイキングです。いや、これがですね実はかなり満足度が高かったんですよ! だいだいあの手のバイキングは業務用のオカズを大量に利用しているものなのですが(私のよく使うAPAホテルの朝バイキングもそう。しょうがないんだけどね)、結構ちゃんと作ってるものが多く、レベル高かったです。味噌汁なんてシジミの味噌汁だし、湯豆腐はぼこぼこお湯が煮立つほど熱々だし、魚の干物まるまる一匹出してるし、ポタージュスープも結構旨いし、これで入湯料込み1700円は安すぎですわ。


 チェックアウト後、バスが来るまでの時間を利用して知多の海岸を散策。私は磯を歩き回り、海の生物を撮影しまくりです。どうせフジツボとイソギンチャクくらいだろうと思ったら、以外といるんですねー。バルコニーから地上を見ると黄色い塊が散乱していて、何だろう何だろうと思っていたのですが………。


 アメフラシの卵でした。
 バルコニーから見える位なので下に降りればあちこちアメフラシまくりです。もとい、産卵しまくってます奴ら。


 これが本体。こんなのがウヨウヨいました。せっかくだから触って紫の汁を出させたところを撮影すれば良かった。ちぇ。気付きませんでしたよ。アメフラシって以外とでかいいきもんなんですね。他にも、撮影できませんでしたがウニがいましたよ。


 バス停への散策途中で見付けた、ラブホの看板。泊まってたホテルの隣なんですけど、この絵! しかもアホ毛! オタク文化はこんな所にも侵食し根を生やしているのです。畏るべしアホ毛


 バス停の写真。何故ボールペンで消す。しかも良く見れば、このバス停元々は『内海フォレストパーク』駅だったのかよ! 内海フォレストパークと言えば、以前バンジージャンプで人死にが出た為今は閉鎖しています。つーか、近所か! 宿の近所だったのか! ボールペンで慌てて消した後が又哀愁を誘います。涙がちょちょ切れちまうぜベイベー。


 我々はこの後師崎(もろさき)港に向かい、師崎からフェリーで日間賀島へ。フェリー内を撮影しようとしてデジカメを持ってデッキに出ると、物凄い風の所為で、すんでのところでキャスケットが蛸神様の贄となるところでした。いやぁ、怖かった。(結構根性無し)
 日間賀島に着いて周りを見回します。母に散々聞かされた通り、本当に何もありません。流石漁港。我々の目当てはタコですから別に関係ないのですが、お馬鹿な私は朝バイキングをたっぷり食べてしまった為お腹がなかなかこなれません。観光で暇を潰すにも何にもないのでドツボです。しょうがないんで島内をうろうろし、日間賀島ウェブサイト(http://www.himaka.com/)で見付けた栄太郎寿司へ。
 栄太郎寿司の店長は、一瞬帰化した中東系日本人じゃないかと思ったくらいの濃いい顔。愛想はいいのですが二人前頼んだら4かん寿司が来てかなり泣きそうでした。一かんずつにして貰えば良かったです。あいなめの刺身は旨かったけどね! あいなめというと自分的には煮物のイメージが強い魚なんですが、以外と刺身も美味しかったです。しかし、高かった……。目当てのタコも食べられず、すごすご退散。


 ふもとに降りて売店でトイレを借りがてら、たこさしの食べられる店を聞いたところ、何と隣の店「乙姫」でたこさしが食べられるとか。こう言われては行かない理由がありません。急いで店に駆け込み、たこさしとミル貝(時期的に旬なのである)を頼んだところ、蛸がまるまる一匹しかなく、しかも4人前だそうだ。そんなには幾ら何でも食べられないので悩んでいたところ、あとから来た別のテーブルのカップルもたこさしを食べるとのことで、二人前ずつシェアすることに。本当に有難う御座いました。


 で、肝腎のたこ刺し大明神。これがですね、私達の座っていた席から厨房が見えるんですが、胴体を切られてもたこまだ暴れまくってバトルしているのですわ。うおすげぇたこ。バトルタコ。そんな蛸の刺身ですから口に入れたら吸盤が口の中を攻撃してくる新鮮さです。ちゅーちゅー。たこつえぇ! こんなの食べたら他でタコ食えませんとも。


 こちらが日間賀島のミル貝。ほっぺが落ちそうなくらい旨い! しゃきしゃきと歯ごたえ有りながら、甘みあり臭みなし。ミル貝丼があったら食べたい! あまり貝物は好きじゃないのですが、ああ、ミル貝ってこんなに美味しい貝だったんだなあ、と認識を新たにしました。


 食事の後高速船の時間を確認し(帰りは河和駅から名鉄に乗って帰るつもりだったのです)ぶらぶらと島内を散策しながら東港へ向かう。日間賀島は今オフシーズンなので、東港のお土産屋はひっそりと寂れた風情だったのですが、我々二人組がお土産屋に入った途端、おばちゃん達が突然元気になって勧誘を始めた様子はかなり笑えました。おばちゃん達逞しすぎ。その様子が余りにツボだったので、友人にその事を「なんかのゲームみたいだね」と言ったのですが*1その友人は「そうそう、まるでバイオハザードのゾンビだよね」ってそこまで言ってねぇだろ! そりゃ幾ら何でもおばちゃん達に失礼だと言ったら、この女「バイオハザードは映画にまでなった名作ゲームなのに、失礼じゃないよ!」と抗弁しやがりました。


 高速船から河和港、河和港から無料バスで河和駅に移動し、名鉄に揺られて名古屋駅へ。いやあ、充実したとても楽しい旅行でした。又、何処か行きましょう。

*1:ちなみに私が念頭に置いていたのは、ドラクエシャイニングフォースで、カウンターに立つと中の人が物凄い勢いで走ってきて対応するミニイベント。