レミリアはフランドールを幻想郷に隔離するために紅魔館を幻想郷に移した?

 んじゃないかと考えてます。
 まずレミリアは元人間ではない。そして、スカーレット家という家があって、フランドールと姉妹である訳です。親、若しくはそれに近い存在から産まれた純正吸血鬼と考えるのが妥当。家というのは家族単位ですから、一族があったのだろうと思われます。
 けれども、一族の中で幼い二人だけが幻想郷にやってきた、となると、ただふらふらと迷い込んできたとは考えにくいように思います。
・外の世界から放逐された
萃香みたいに外の世界からの尖兵だった
・他の吸血鬼は滅びたので頼る当てがなかった
 位が妥当かなと思われます。


 そこでフランドール。
 フランドールは「産まれた時から」紅魔館に幽閉されたとあります。つまり、フランが産まれた時には少なくとも既に紅魔館はあったことになります。
 誰が幽閉したのか? レミリアか。しかしどんなに頭が良いと言ってもレミリアは当時5歳ですし、人間の子供の5歳よりは多分頭が良いだろうとは予測されるものの、一人でフランドールを幽閉する力や判断力が備わっていたかというと、難しかったのではないかと思われます。
 ここからは想像ですが、フランドールは産まれてきた母親を破壊してしまった、などの理由で危険視され、殺さない代わり紅魔館に幽閉されたのではないかと思います。レミリアの両親がいない理由もそんなところではないかと。無論、今から500年前はルネッサンス真っ直中、魔女狩りとペストが幅を利かせた時代でもありますから、両親がその犠牲になった可能性も捨てきれません。レミリアが顕界から来たかどうかも不明なので、ココは妄想ですが。その辺の絡みを考えると、魔女狩りを回避するにフランドールの存在は危険だったのかも知れません。何せ自分の力をコントロールできませんし。


 フランドールはレミリアの手で幽閉され、又世話されて外の世界を知らずに過ごしますが、何らかの原因で、紅魔館の維持が困難になった理由があって、幻想郷に飛んできたのではないかと思うのです。レミリアは紅魔館毎幻想郷に引っ越さねばならない理由は本来別にないはずで、家が気に入っている、なんていう理由も勿論考えられなくはないですが、フランドールが紅魔館の中から出たことがない以上、フランドールを保護し続ける為に紅魔館毎引っ越してきたと考えるのが妥当では無いかと思います。レミリアはフランドールの保護者として顕界を離れ、外の世界から妹を守る為に幻想郷へ自ら引きこもった……なんて、ふと思ったのでした。