武田邦彦 (中部大学): 緊急の論理  40℃で生き残る方法

http://takedanet.com/2007/08/40_2097_1.html

 国連の気象機構は「地球温暖化に関係なく、ここ50年間、異常気象の頻度が高くなっている。異常気象とは、熱波、寒波、干ばつ、巨大ハリケーンなどである」と言っている。つまり、地球が温暖化しようがしまいが、異常気象は増えている。40℃は異常気象だが、それは温暖化ではない。

 異常気象の原因はそのうち分かるだろうが、それには数10年はかかる。だから原因追及を待っているわけにはいかない。

 ええ〜っ? も、もしもし?
 地球温暖化に関係なく、て。
WMO、世界的な異常気象は「温暖化」でなく「頻度の増加」 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
 元記事これかな。
 全く関係ないかどうかは解らないんじゃないのかな。そもそも異常気象の原因が地球温暖化から来ている「かもしれない」訳で。
 本当に関係ないかどうかは確かに暫くは解らないけども、もし異常気象の原因が解ったとしても、そのころにはとっくに手遅れになってるよ!

 このエントリの理屈に従えば

  1. 異常気象が増えたから(国際気象機構の報告)
  2. ヒートアイランドフェーン現象の組み合わせ
  3. 地球温暖化(0.7℃分だけ)

 →気温の異常
 って事になるんだけど、
 本当なら、1→3+2→気温異常
 という事も考えられるんじゃないのかな。


 はてブのツッコミで散々言われてるけど、エアコン消せなんて誰も言ってない。何という視野狭窄


 いやそれ以前に疑問に思ったのですが。

政府や自治体がやらなければならないのは、45℃の時に国民がクーラーを使っても大丈夫なだけの電気を確保すること、クーラーの無い人たちが避難する場所を作ることだ。

 例えば、45度熱帯夜の世界というものがありうるとして(そしてその世界で人類が生き残っていられるとして、更に電力も確保できるという前提で)クーラーのない人達が避難出来る場所って、例えば避難所に泊まれという事でしょうか。凡そ現実的じゃないと思います。