デパートマニア

 それはさておき、丸栄の万博アニバーサリーフェア? に行ってきました。お昼をそこで済ませる予定だったのでちょうどいいや。フードコート大好きだしね。
 しかし、何かすげー空いてました。何で? 休日なのにガラガラです。ワニのフライとソーセージがあったので早速食べてきました。ソーセージメチャクチャ旨い! 繋ぎ一切ナシのナチュラルな肉の味が楽しめます。超オススメ。ワニフライもあっさりしてて美味しかったです。ワニ肉大好き。
 他にもトッポギとか色々あったのですが、韓国料理は別にここでなくても食べられるので(食べたかったけど)結局腹七分で抑えておきました。スンドゥブって旨いのかな。豆腐大好きだし食べてみたいんだけど。石鍋ごはんも超旨そうです。およだ。
 他の即売はアフリカの売り子のニーサンがテンション高くて良くしゃべくっていた。ぼちぼちて何処でそういう単語憶えてきましたか。ぺらぺらです。思わずカワされそうになったけどお金無かったので逃げました。ゴメン。その隣でガーナのチョコレートを買いました。
 しかし、ポーランドブースに立ってた社員は態度悪いっつーかやる気無かったな。反省しろ。まあああいう商品は売れないものだからし勝たないのだろうが、やる気なさすぎです。その後、足痛い癖に松坂屋まで足を延ばす。


 松坂屋では今日までのミッフィー展を観る。ミッフィー可愛いよミッフィー。冗談はともかく、ミッフィーの目を通じて現代アートを楽しもうという企画の意図はとても面白かった。アンリ=マティスいいな! すげーいいな! でぃック=ブルーナマティスに強い影響を受けたってのすごく解るね。そして、デザイナーとしてのディック=ブルーナの凄さに圧倒された。2000冊もの本の装丁に携わっていたのも驚きだったが、どれもハイセンス且つ実にCoolだ。


 そして、ディック=ブルーナの絵は、構図が素晴らしい。
 シンプルで無駄を削ぎ落とした絵には、ディズニーのような過剰さはまるでない。受け手が限り無く自分のイメージを注ぎ込む余地を残しておき、また、イメージを掻き立てるような大胆で豊かな空間の使い方。こーゆー感動を覚えたのは、川端龍子以来です。
 改めてミッフィーの絵本を読んだのだけれど、一切の説教臭さ、道徳がそこでは排除されている。押しつけがましさがない。なのに、「ミッフィーのおばあちゃん」には、思わず涙が零れそうになった。そこには「100万回生きたねこ」の様な(無論、これは将来に語り継がれるべき名作絵本である)ドラマティックな展開も、哲学を訴えかける要素も、無論ない。にもかかわらず。


 100万の言葉より、一枚の絵。
 私はそんな絵を、死ぬまでに一枚でも描けるのだろうか?

4062703742ミッフィーのおばあちゃん
ディック・ブルーナ
講談社 2005-01-26

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4061272748100万回生きたねこ
佐野 洋子
講談社 1977-01

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