借りた本。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/02/16
- メディア: 新書
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有名どころですが、確かにこれは売れる本だ! 皆が疑問に思うであろうが、敢えて考えてこなかった事をぽんと提示したところが実に巧い。私自身、非常に知的好奇心を満足させられる事例が沢山で、非常に楽しめました。
しかし私はアホなのか、借金クレジット大嫌い名古屋人の所為なのか、コンビニのお弁当を廃棄するのが許せない人間だからなのか、キャッシュロスやキャッシュフローの利点だとかが全く理解できませんでした。というか、概念自体を受け付けるのを拒否するバカの壁 (新潮新書)@養老孟司って奴がそびえ立っていたのでありました。エコロジー運動家にはなれるかも知れないが、商売人には向いていないな。
- 作者: 「モーニング」編集部,三田紀房
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/08/19
- メディア: 単行本
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ただ有名人の言葉と、作中キャラのセリフを並べただけの本。巧い商売だなぁ。有名人の言葉と作中キャラのセリフが今一つリンクしてないのが難。名言のセレクトが巧く絡み合っていれば、もう少し説得力があったかもなんですが。
兎に角余白が多く、引用ばかりなので印刷代も余り掛からずコストの安い、美味しい本の作りになっています。でも、せっかくだからもう少しコミックのカットを一杯使うとか、セリフについて解説を入れるとか(冗長で陳腐になるかも知れませんけれども)しましょうよ。ケチらなくても売れるんだろうからさ!