冬コミで買った東方アレンジCD(インスト中心)をレビューしてみるよ!



 幻想板の音楽総合スレを見て、マイナー所がほぼスルーされているのを見た私は悲しみに包まれたので、大手を買わない有我さんが東方アレンジをほぼインスト中心にレビューするよ! 音楽の専門用語は解らないので、間違ってたりするかもしれないので、突っ込まれてもフォローできないよ! 話半分によろしくね!
 基本的に余程あれでない限り貶しっぱなしってのはないと思います。むしろ多くの人に知って欲しい気持ち故にレビューする的な気持ちです。また、身内でも(身内の方が)厳しい事言ってるのもあります。がっかりしたらごめんなさい。正直なんです(>x<)


 好評なら今まで買ったアルバムのレビューもしようかな。

CDを購入する基準
  • インスト(J-POP苦手、アニメ声女性ヴォーカル嫌いな為、女性ヴォーカルというだけで敬遠)
  • ジャンル(生演奏、メタル、シンフォニック、民族風、ジャズ等々)
  • ジャケ買いは絶対にしない。ひどいジャケでも気にしない。
  • 視聴重視

東方二胡 蝶符「死せる胡蝶、生ける聖僧を走らす」(餃子屋本舗)

ジャンル:生演奏・民族楽器
 復活の餃子屋本舗。イヤッフウ。幻想板でもぼちぼち話題に上がっていたサークル。前からファンだったが、復活後も相変わらずのハイクオリティ。今までのあっさり路線も大陸的で好きだが、全体的にゴージャスになったと思う。ジャケ絵師も外注で正解。元々ここはクオリティ高かったし知る人ぞ知るって感じだったから、今更レビューする必要もないかなあ?

東方パイレーツメタル(POCKET AD)

ジャンル:パイレーツメタル
 視聴を聴いて買ったのだが、改めてCDを聴くとドラムの音が貧弱なのは明らかにアウトだと思うんだ。同じサークルの「東方ロマンティック・ゴシック」もちょっとペラい感じだったので、音源の関係なのかもしれない。
 アレンジ自体は悪くないので、メタル好きとしては今後リズムパートの強化を切に願う。今後に期待。

Solaris Lues(El Dorado)

ジャンル:ゴシック(?)
ゴシックアレンジって正直良く解らないんですが、それは置いといて、平均的に手堅くクオリティ高い。安心して聴ける一枚。特に、慧音曲のアレンジが好きなら買っても損はなし。

櫻花萃奏樂(時雨月横丁)

ジャンル:吹奏楽(風)
 吹奏楽「風」インストアレンジ。純粋な吹奏楽じゃない。なので純粋なブラスバンド風アレンジを期待するとがっかりするが、そこを気にしなければ楽しんで聴けると思う。
 個人的には大ファンなんだけど、後ほんの一歩、洗練されればもっと評価されると思う。後は、もうすこしジャケット頑張りましょう。夏コミのジャケも悪い意味で真剣に悩むレベルだったし。せめて、いい紙使って刷って下さい。これは他のサークルでも言えるけど、普通紙でジャケ刷るのはダメだと思うよ。

ExperimentalSection(Stratiotes)

ジャンル:生演奏・ヘヴィメタル
 すごく正統派なメタルアレンジ。なんだ今年の冬は正統派アレンジが流行りなのか! いやアンタのアンテナが低すぎるだけだと言われたら頭が上がりません。そうですね。
 メタル「風」に飽き飽きの方にはお勧めしたいが、本当の意味でへヴィメタルなので、綺麗なシンフォニックメタルやメロスピ的なのしかダメな人には勧めない。正直こういうのを待っていた! 待っていた! ヒャッフウ。

最終飛行(巣鴨北口店)

ジャンル:生演奏・デスメタル、テクノ?(ごめんなさいデジタルサウンド詳しくないんだ)
 女性ヴォーカルが抜けた巣鴨北口店だが、正直前の女性ヴォーカルは高音部が不安定で聞き苦しい声で非常に苦手だったので、なくて良かったと思う。ゲストにデス声ヴォーカルを招聘している為、デス声がダメな人はスルー推奨。
 巣鴨北口店というとメタルのイメージが強いけども、相方の22氏のイカレタテクノアレンジ? も絶妙。何あのサンプリング頭おかしい(ホめてる)。

東方倶楽義集・序(NightRiders)

ジャンル:生演奏・クラシックギター
 今まで無かったのが不思議なクラシックギターオンリーアレンジ。手焼きで初出しなのでしょうがないんだろうけど、折角CDにするのだから、生演奏一発撮りみたいにするのではなくて音を重ねて三重奏にするとか、もっと作り込んで欲しい。初めてのジャンルでもあるし、次回を期待したい。東方とクラシックギターは絶対合うと思うし。また、曲のセレクトがクラシックギターに合いそうなセレクトなのも良く解っていらっしゃる。楽しみ。それからジャケットの印刷は(略

SEA SPARROW「Re:joiceable Sky」

ジャンル:電子音楽
 平均的には丁寧で聴きやすいのだが、全体的に見ると若干退屈臭。運転中に聴いたら寝そう。ちょっと手堅すぎたかな。トラック3は正直このまま続くの? って感じで辛かった。
 良かったのはトラック5の8ビット「風」アレンジ。こういうのもあるのか! もう少し思いきって冒険しても良かったかなー。電子音楽系は正直世の中に溢れかえってるので、クオリティが高くても、変わったことしないときついよね。
 写真を使ったジャケットは同人では受けが悪いらしいですが、アルバムの雰囲気にあっていてこのジャケは好きです。

シンフォニック東方2(龍5150)

ジャンル:シンフォニックメタル
 イントロの人形裁判からして良く解ってるじゃねーか!
 ANGRAが好きな人は即買い。シンフォニックを謳っているがRhapsodyみたいなメタル風オーケストラではなくて初期ANGRAの疾走路線です。ちゃんと原曲を活かし、その上でメタル風にしてるとこも好感度高いです。
 アニメ声女性ヴォーカルの乗った偽メタルアレンジにうんざりしてる有我みたいな人でも安心して買えます。ゲストヴォーカルに比べて龍5150さんの声が若干苦しいけど、まあ許容範囲。低音が苦手なのかな。もっとエフェクトかけても良いと思いました。デス声も歌えるのはすごいけど、デス声は合ってなかった。ごめんなさい。

墨染(a heal)

ジャンル:幽雅に咲かせ、墨染の桜 かなりデジタル寄り
 2枚組の墨染オンリーという剛気なアルバム。墨染好きでデジタル系が好き、トランスアレンジ好きなら買ってもいいかなとは思うのだけど、私は生憎デジタルは余り好きではない為、どれも割と似た曲に聞こえてしまいました。後、ジャケット・ブックレット含めたデザイン周りは残念の一言。
 ヴォーカル入りが苦手だと書きましたが、男性ヴォーカル曲が3つ入っており、男性ヴォーカル曲はどれも安心して聴けるレベルのクオリティでした。ですので、東方男性ヴォーカルアレンジアリかなって人は押さえても良いと思います。
 全体的に編集力の弱さが感じられるのが勿体ないですね。こういうコンピレーションアルバムは個人的にナイス企画だと思うので、後はもう少しジャンルかぶりを減らして欲しいです。7割位トランスとデジタルロックってのは、聞き手としてはあまりにも寂しいのです。