至極当たり前の事。

下手でも他人に公開する勇気
 すごい技術があろうとも素晴らしいセンスがあろうとも、目に触れなければ無かった事になる。当たり前の事。
 永遠に100%など来やしない。
 ヘンリー=ダーガーだってネイサン=ラーナーがいなければ誰にも知られずに死んだのだ。


 昔、Gargoyleというバンドのヴォーカル、KIBA氏が言っていた。
 アマチュアリズムは完璧主義で、プロフェッショナルはエンターテイメントだと。(違ってたかな。まあいいや)
 完璧を極めるのは、一度は目指す道。


 あなたが怖れてるのは、完璧な物を作れない事ではなく、失敗する事、恥を掻く事ではないか?


 ドラゴン桜の作者が連載している就職活動漫画で、主人公は言う。「日本社会は失敗を許さない、ハラキリ文化だ」と。


 いいじゃないか失敗したって。失敗したって死にゃしない。
 恥は掻いた者勝ちだ。
 貶され、ツッコミ入れられ、2ちゃんでさらされ、ネタにされて笑われたっていい。ヘタレ絵Flashに載せられてもいいじゃないか。
 恥を掻きすぎたって死ぬ事は無いのだ、クリエイター諸君。
 中二病だっていい。誰しも若気の至りはある。


 恥も掻いてりゃその内慣れる。
 図々しくなろうぜ。


 有り得ない100%を求めて永遠に0よりは。
 李徴になるな。
 認められなきゃ0だなんて、勝手に自分の可能性を見限るな。


 自分の可能性の境界を決めるのは、自分だ。


 どんなに巧い絵を描いていても、mixiで晒すだけなら、永遠にアマチュアだ。
 お絵描き掲示板を神の如く使いこなす数多のWeb絵師より下手でも、絵で飯を食える人は結構いる。
 その違いは何か?
 ここでは敢えて答えは書かない。自分で考えてみて欲しい。


 そして、例の彼、作品出来たら見せて欲しいな。
 昔の自分に似てる人間って、どうも応援したくなる。