感覚言語。

 宗教の話から偶々、キリスト教的空間の空気って「きれい、ぬるい、いやらしくはないがねちゃっとしてる、リビドーを抑えてるんだろうね」と言われた。そういう空気の感じ方をした事がなかったので(私自身が余りキリスト教の空間に関わっていなかった所為もあると思う)その意見に共感はしかねたが、言われてみれば聖地の空気は宗教毎にそれぞれの特性があるという意見自体には、納得できる。
 例えば神道=神社の空気は、清らかでさらっとした、清流のような感じで、緊張感を喚起すると思うし、仏教寺院の場合はしーんとした、しかし抑制の利いたダウナー系の柔らかい感じがある。
 話をしていた人は、天理教は今日は神道の枠組みには入っているけれども、神道とは空気の感じがかなり違うらしい。神道はさらっとしているけど、天理教は濃密な感じ、みたい。


 こういう肌の感覚は自分、かなり苦手なジャンルなので、もっと意識的に感覚を磨いていく事にしよう。