うなぎチャンプルー@mixi日記より転載

 最近無性にウナギが食べたくていけません。


 外からどこかの家からぷんと甘いうなぎのタレの香りが漂ってきて、それ以来ウナギを食したくて仕方ありません。あのこってりした、甘辛いうなぎのタレを発明した奴出てこい! あれほどごはんにぴったり合うタレはこの世の何処にもあるまい、と思います。なるほど、うなぎのタレは彼岸の食物であったか! 道理で帰って来れないわけだ。(何処の柘榴だ、ヲイ)


 誰か蓬莱軒に連れてって下さい。う巻きも食べたいな☆(マテ)


 さて、我が家の現実の食卓では、うなぎなど滅多に上る事はない。母が中国産の食物を嫌悪するが故である。
 尤も、国産を謳ううなぎでも、中国から輸入して何ヶ月か国内に置いておくと国産ブランドで販売して良い事になっている我が国の法律のお陰で、自称本当の国産養殖ウナギでさえ随分怪しい。挙げ句天然のウナギなんて間違っても口に入りやしない。叔母(母方の長女)が亡くなる前、一度七輪で焼いたウナギを食したけれど、あれは本当に旨かったなあ。あれも中国産かも知らんけど。


 ウナギの養殖がなんぼのモンか知らんが、やはり養殖ウナギは体に悪い薬をバンバン撒いていたり抗生物質をばらまいているもんなのだろうか。ちょっと怖いなあ。


 で、夏の蛋白源といえばやはり豆腐。(無理矢理だな)
 我が家では、私が調理しない限り豆腐料理と言えば麻婆豆腐か冷や奴しか出ない。これは冬でも夏でも全く変わらず、他の料理――例えば、湯豆腐が食べたければ、自分で作らねば一生湯豆腐が食卓に上がる事は無いのであった。多分これからもそうなんだろう。湯豆腐食べたくならんのだろうか、母上は。


 しかし母は仕事をしなくなってからかなり食生活(食材も)の管理がアバウトになっていて、放っておくと大半の食材を腐らせてしまう。仕方ないので嫌いな食材も含めて処理係になるのが、家にいるワタクシの役目である。尤も、母は別に有難いとは思ってないみたいだ。


 冷蔵庫に入っている豆腐がそろそろ冷や奴ではヤバげな時期なので、今日はキュウリを使ってキュウリチャンプルーを作ってみた。滅多にそんなものを食べたくなったりはしないし、この間の名刺交換会の後に世界の山ちゃんで味付けのくそっ濃いゴーヤチャンプルーを食べたばかりなのに、何故か作ってみた。材料はキュウリ半分卵一個豆腐半丁ベーコンちょろっとに塩胡椒というシンプルなシロモノなのだけれど、これがなかなか旨い。私は料理の天才ではなかろうk(略)
 本当は沢山料理の本があるから、作り方を見て作ろうと思ったのに、どの本にもゴーヤチャンプルーの作り方が載ってない。役に立たないよ!


 ゴーヤなんて全然好きな野菜じゃないんだが、(食べられない事はない。嫌いでもないです)たまにはゴーヤチャンプルーも悪くないなと思って今日は夜もゴーヤチャンプルー。もとい、キュウリチャンプルー。夜は買い出しに行ったのに、ゴーヤ売ってなかった。がっかり。


 ゴーヤと言えば、ゴーヤは苦い野菜だから正しく苦い記憶。
 塩もみしないと食えたもんじゃないのを知らなかったので偉い目にあった。
 当時、ゴーヤを親戚から沢山貰った。けれどゴーヤは当時そんなにメジャーな野菜じゃなかった。さてどうしようと悩んでいると、甘味噌で痛めるといいと言われて実行してみたのだけれど、三日で断念した。
 そりゃ甘味噌味三日間食べ続けるのは難儀ですぜ?


 マヨネーズのCMで、ゴーヤのマヨネーズ和えサラダが紹介されていたけれど、マヨネーズのカロリー考えるとちょっとなー。でも苦みは消えるから以外と良い組み合わせなのかもね。


ゴーヤチャンプルー(諄いけど、キュウリ)のコツ。
 卵は半熟が普通美味しいけど、ゴーヤチャンプルーの卵は半熟じゃない方がいいや。