ニーチェとかの女性観と家庭環境

六 女はけっして自分自身の性格というものを持つべきではない。淫楽のためであれ、欲得のためであれ、一緒に暮らしているのが最も望ましい男の性格を、巧みに自分のものとするがよい。
―――Marquis de Sade, Juliette ou les Prosperites du Vice 澁澤龍彦

 というようなバカネタはおいとくとして、mixiやらid:Hocuspocus氏のブログでもタイムリーにニーチェの女性観についてちらっと触れていたので、ふと『悪徳の栄え』の、「犯罪友の会に入会を許可された夫人に与うる教書」の記述を思い出して引用してみました。ニーチェサド読んでたんじゃねえか、なんて思ったのもつかの間、サドが再評価されたのはニーチェより随分後でした。残念! まあ両者には思想的共通点も結構あるはあるけどね。
 つーかクロウリーニーチェユングも、アニマとしての女性は崇拝するけど現実の女性を蔑視し憎む傾向があるよなあ。家庭環境がそっくり(見た目だけ男性を立てる強い女性達に囲まれて抑圧された少年時代)だからそうなるんだろうな、と思うのでした。サドもそうだったのかしらん。今度調べてみよっと。


 猶、上記の家庭環境、うちの母方の親戚にそっくり当てはまります……(汁)