バットマン・ビギンズ

 最初に言っておきます。渡辺謙に期待するのは間違いであると。
 あんなにあっと言う間に死ぬとは思わなかった。まあ、悪い演技じゃないんだろうけどちょっとステロタイプというかコミック調に過ぎるというか狙ったのかもね。まあどうでも良いわ。しかもほんとのボスはやっぱり白人かーみたいな感じでしたとも。
 というような文句の付け所を除いては、概ね面白かったです。実はバットマンの映画はテレビで再放送をやっても何となく見逃していたワタクシですが、これはかなりすんなり受け容れられました。万人受けするかどうかは解りませんが、バットマンバットマンである理由のリアリティが非常に説得力を持っていて、変な空々しさがないのがとても良かった。
 この映画、主演も悪くないんだけど(一部では存在感稀薄まで言われちゃってますが、そこまでじゃないです)何だこの脇役陣の豪華さは、みたいな無茶なキャスティングが素晴らしいです。私が最も好きな俳優の一人であるモーガン=フリーマンや、悪役やらせたらピカイチなのに何故か地味に真面目な警官役でしかもドンピシャに嵌ってるゲイリー=オールドマンだとかスケアクロウ役のキリアン=マーフィーだとか。キリアン=マーフィーは無名ですが、バットマン役候補で最終まで残った一人。美形な上キレた演技が出来るので、絶対ブレイクすると思うよ! って、前にもクリス=タッカーはブレイクするとか言ってましたけど最近ちっとも見かけませんとも。ラッシュアワー2は面白かったのに、あれから何やってるんだクリス……。カンバッ〜ック! 後アルフレッド役のマイケル=ケイン。執事格好良すぎ! これまで執事といえばセバスチャンでしたが、これから執事の代名詞はアルフレッドで決定です。ズキューン! 中国に一万個バットマンマスクを発注する男アルフレッド。クールだぜ!
 難を言えば、ヒロインのケイティ=ホームズがぶすだったって事でしょうか。説得力ないです。


 それにしてもバットマンはゲイだったのか(笑)初めて知った(人〜の愛〜)*1

*1:アニメ版でのバットマンはコミック版から路線変更して、敢えてそーゆー路線を狙ってたみたいです。映画のバットマンはアニメのバットマンの要素を排除して、もっとコミック版に近い、ダークなイメージに仕上げているようです。どっちも見てないから知らんけど。