コンスタンティン ※例によってネタばれアリ

 何を思ったかロフテー枕を調節してもらいに行った序でに行ってきましたコンスタンティン。4ヶ月ぶりの映画です。はーあ。最近見てなかったのね。時間帯が合えばShall we ダンスも見に行くつもりだったんですがムリでした。どうせなら、劇場ハシゴが出来るようにスケジュール組めばいいのに。と言ってみた。まあ体力的にムリですか。そうですか。

 洋物でオカルトをやるとどうしてもキリスト教ベースになるわけですが、純粋にキリスト教伝奇物だと思ってみるとさほど抵抗もなく、シナリオも大枠は、最後のどんでん返しも含めてなかなか良く出来ていて、特にラストシーンなんかはニヤリとさせられました。WoDの世界観だなーと思ったら、これアメコミの映画化かい! きっとWorld of Darknessをデザインしたデザイナーはこれも参考にしてるに違いない。モンティパイソンもな! 嫌煙家の方なら尚更楽しめるのではないでしょうか。監督か企画者は間違いなく嫌煙家だなこれ。個人的には主人公のコンスタンティンは割とどうでもいいのですが(キアヌって格好いいし別に演技下手じゃないのに、何となくどどんと存在感をアピールする役者じゃないのか、影薄いよな)リストバンド*1一杯付けたガブリエルのおされファッションと(これの為にパンフレットを買ったら、写真が載ってなかった(TxT)そりゃネタばれだろうけどさ!)ヴィジュアルはアレだがお茶目全開今回影の主役でキアヌちゃんを骨の髄まで食い尽くしちゃった感のあるサタン様が最高でしたよ! らぶさたん。ガブちゃんはトータルで見ると凄い演技もウマイしファッションもお素敵で、最後の落ちまで含めてクールなのですが、この役だったら体型、もうすこし絞ってくれないと困ります。シルエットが寸胴すぎ。で、良く見たらガブちゃんの役者さん、ナルニア白い魔女役だよ! 嵌りすぎだ。きっと彼女はすごい演技を見せてくれるに違いない。だが、ナルニアはディズニーの手先になり果てたのでぜってえみねぇ。トホホ。


 難点だったのは、変に恋愛物臭いフンイキが無駄にあったのがちょっと、とか。何故チュー。何の脈絡もないし。もうちょっと細部にまで拘り尽くしたら大ヒット映画になったのになあ、と言う感じがします。アクションシーンはぶっ飛んだ映像はないものの、目がチカチカするような嫌なシーンもなく、安心して観られました。佳作。結構好き。

*1:あのリストバンド? は、リスカの痕だと思ったのだが、違うのだろうか? ネットで調べてみたけれどもそれらしい言及はなかった。どちらにしろ、天使も心を病んでますという暗喩である事は間違いないだろう。