他人の脳味噌ほど面白い物はない。

 擬人化+グルーミーって何よ! あれを萌え化でもしろと?!
 それにしても萌え擬人化って男のみの世界だよな。女子でオブジェを萌え男子化する試みをやってるなんて話は寡聞にして聞いたことがない。
 オタ文化も男文化にのみ着目するやり方はかなり一面的だと思うんだけどねー。
 オタクの定義っての、今一つ定まらぬ侭に論議されているのが私としては歯がゆいのだが、健康オタクなんてジャンルまでもヲタとして扱われるのは、違和感を感じる。その辺の言語的摺り合わせを行わないといつまで経っても平行線なのではないか。勿論当サイトでネタにして取り上げるのは主に、超狭義的ヲタクであるのだが。ついでに言うとマニアとオタクは別なのかどうかっていう点でも論議がされるべきであって、この辺もすでにごっちゃにされている。もはや一緒でもいいや! と、オタク呼ばわりされている側が受け容れてしまっている様な気もしないでもないのだが。プロレスオタクなんかは、私からすれば寧ろマニアの領域だな。
 脱オタなどと言いながら結局オタク的な思考からは逃れられないなーと密かに思っていたりする私からするオタクの定義は、今んとこ
・対象を二次元的に扱い、極度に感情移入する人達*1
 だと思うのだ。
 極度の感情移入を敢えて大別して、二次元の中に自己を投影する(主観的)と、或る程度突き放して、第三者的に楽しむ(客観的)と考えると、例えば、エロゲーの主人公を自分自身と想像して楽しむやりかたやドリ小説を読むのは前者的な要素が大きく、やおいなどは中間やや後者的で、作品の詳細な分析などは後者なのかな、と思うわけ。
 ただ、全部に共通してるのは「極度に感情移入していながら、同時に、対象を二次元的にこねくり回していること」なのかなあ、と思ったりする。ある作品なり人物なりに感動して、誰かとその感動を共有するに飽きたらず、その作品なり人物なりに自分が第三者として介入せずにはいられない、これがオタクなんじゃないだろうか。


 本音言うとコミケワンフェスに行く奴がオタクだと思ってたんだが(爆)今はその定義もかなり崩れつつあるように思う。

*1:断じて「二次元的存在に(のみ)感情移入する人達」ではない。これはいわゆる『生ものやおい』の存在でも明らか。ところで、男性向けエロ同人誌に生芸能人物ってあるの?