子供に読ませたい児童文学10
↑というわけで、こんな10のお題考えてみることにしました。書評系の人はぜひチャレンジしてみてください。してくれるといいな。えへ。
つーかアマゾンレビュー見たらレベル高すぎてあほらしくなったぞい(そんなのでへたれるな!)
- いやいやえん(ISBN:4834000109)
- 100万回生きたねこ(ISBN:4061272748)
- 書名で検索しても出ないんですがAmazonさん。どういうことですか? 今更何にも言うことはない名作。大人も子供も読め! 人生とは何か、自由とは何かを体現する孤独なねこの輪廻転生話。
- ちいさいおうち(ISBN:4001105535)
- こんな本を紹介しているが、別に都会否定派ではない。寧ろわしは都会でないと生きていけない人間なので。だが、ちいさいおうちの余生(?)を思うと、よかったなあ、とフツーに共感できるのでした。リサイクル精神、というか。絵も美しい。んでも、ああやってお家をレッカー車で運べる作りは日本人のわしにはちょっと違和感を……地震に弱そう。
- ねずみのアナトール(ISBN:4580814126)
- 社会貢献がテーマなのかな? ピンでメモを止められたチーズの絵が非常にそそられる。ちなみに別の話では、アナトールがチーズ味見ロボットに職を奪われる、アンチ機械化な仕事に誇りを持つ職能者のお話。さすがはおフレンチ人だ。
- かたあしだちょうのエルフ(ISBN:4591005364)
- 片足を失ってもなお、守るべき子供達の為戦うエルフ。虎は死して皮を残すが、エルフは死して……というお話し。片足の癖に強いなエルフ。
- はてしない物語(ISBN:4001109816)
- 子供から大人まで、お薦めの一冊。今更何を説明すべきだというのだろう。とにかく読めよ。(えー)本文中の仕掛けもさることながら、オカルティストであればクロウリー哲学との類似点も注目のこと。(っていうかエンデ、クロウリー大好きだもんな)月の子までクロウリーネタでしたかエンデ! 映画版で懲りたヒトはすっぱりきっぱり忘れて、読み直しましょう。あれは別物です。(『モモ』(ISBN:4001106876)の映画化に比べれば全くマシだが。ちなみにモモよりはこっちをオススメだが、これは完全に好みですな)やや高学年向け。
- なかよしいじわる元素の学校―宇宙の物質・元素の世界 科学のたんけん・知識のぼうけん(ISBN:4035270806)
- カラスのパンやさん(ISBN:4032060703)も美味しそうですごく勧めたいが、やはり私としてはこれ。科学に興味を持ったきっかけになってくれた本であり、今読んでも色褪せない魅力がある。さすがはかこさとし先生だ。先生の絵本は絵も魅力的だし(とにかく絵の見せ方が楽しくて巧い)、元々科学畑のヒトなだけに(工学博士なのだよ)内容も安心して見せられる。メンデレーエフを憶えたのはこの本だ。あんま学校教育的には役に立たなかったけど(笑)化学元素記号も半分以上憶えたなぁ。どろぼうがっこう(ISBN:4032060401)やだるまちゃんとてんぐちゃん(ISBN:4834001245)も良書なり。
- ドリトル先生物語(ISBN:4002041271)
- 寺村輝夫の王さまシリーズ(ISBN:4652006624)
- 王さまシリーズ大好き! ワガママで甘いものが大好きで子供みたいな王さま。和歌山静子女史の絵が可愛い。他の方が挿絵を描いているのもあるが、王さまは和歌山静子しかないっす!
- みんなうんち(ISBN:4834008487)
- フロイト的肛門期を楽しく過ごせ! なうんちのほん。子供ってホントうんち好きだよね! いきなりしめがうんちですが、絵も良いし、良くできた絵本だと思います。
- 次点:ゲド戦記『影との戦い』(ISBN:4001106841)
- 次点その2:ライオンと魔女(ISBN:4001150212)
- 余りに王道で恥ずかしいんですが……しかも内容殆ど憶えてない。もっというと『魔術師のおい』(ISBN:400114039X)『さいごの戦い』(ISBN:4001140403)しかナルニア国は読んでない。あらまー。ナルニア国はファンタジー好きの基本だと思います。さああなたもタンスの中へ! この本を読んでタンスの中に入らなかった奴は人としてダメです。
どちらも良書だと思うのですが、子供にはやや難解と思われるため、外しました。読んでて楽しいという点でも、難しいかな……。良い本ではあるのですが、子供に読んで貰いたいという点からすると、買ってまで読ませたいとは思わない。