ジャンル間の分断の話、その2

 どうでもいいエントリに突っ込みが入ったりブクマが入ってるのにジャンル間の分断にはあんまり関心ないのかなー。
はてなブックマーク - イベント主催の苦悩 自分の苦労も知らないでと思ってしまうワケ - 東方中毒患者の戯言より、id:hanapekoさんのブコメを改めて見ると、そう言えば男性向けジャンルに来てから初めて、合同誌で原稿料を頂いたりしたんだった。女性向けでは原稿料をもらうとかそういう話はあまり出てこなかった様に思う。
 敢えていうなら同人ゲームかな? 同人ゲームでは割とシェアゲーはお金払いますというのがあった様に思うけど、これは同人ゲームの不文律としてそう言うのがあったからの様な気がするので、特殊ケースかも知れない。同人ゲーでシェアでお金払わないと叩かれる的な雰囲気があった様な。


 男性向けだと、マンガでも無償では(原稿を)描きませんというのがありますよね。もう、この時点で全然違う。
 アマチュアでもお金が動くのが男性向けの特徴なのかなーと思ったり。勿論お金を払わない事だって多いですから、絶対の決まり事ではないですけども、そういう文化が「ある」という「事実」がジャンルの違いを感じますね。


 他にも思い出してみると結構ジャンルによる違いってありますよね。思い立っただけ列挙してみます。

  • 男性向けは表紙一色かフルカラー、特殊紙を使う本は少ない。表紙に凝る場合、商業誌的な表紙の作り方(商業誌パロ)になる。
  • 女性向けは想定に凝る。ただし、商業誌的なデザインではなくて、同人的で綺麗なデザインになる。特殊紙や特殊加工が好きなのも女性。
  • レイアウトや本文デザインに凝ってるのは女性向け
  • 男性向けの方が一冊当たりの本の単価が高い気がする。
  • 男性向けにA5サイズ以下の本は、小説とコピー本以外では殆ど無い。殆どB5。
  • 東方Projectってジャンルはイベント毎に新刊を出さねばならないという不文律がうっすらある。
  • J禁は奥付に連絡先を書かない(?)<J禁で活動した事ないんであれだけど
  • 男性向けイベントのアフターは大体ジャンケン大会、女性向けイベのアフターイベは大体お茶会
  • 男性向けは作るのにお金が掛かってるグッズが多い。女性向けでTシャツとか見た事無い。大体女性向けのグッズは紙モノ。
  • でも紙袋のデザインが、キャラクターの絵バーンだったりするのが男性向け。
  • カプ論争で上下を争う(リバのあるなしも含む)は日本の女性向けだけ(海外はリバも普通にあるという認識みたいだし、男性は百合のカプ押しでも上下表記には拘らない)