アマチュアが格好いいと思ってやりがちだが、全然イケてない上絶対にプロはやらない三つのCG効果

1.全体にフィルタをかける。


 いやそれマジで格好良くないんで!
 サンプル画像はPhotoshopでテクスチャライザをかけてみました。アイタタタ……。
 部分的にテクスチャを張り込むのでさえ、うまく使うのは至難の業なのに、全体にかけちゃ台無しですぜ。

2.透明度を落としたブラシで画面に適当な描画

 Photoshopのカスタムブラシには魅力的な形の物が沢山あるけれども、それをそのままぺったんぺったん、しかも不規則に配置していて微妙。散布機能とかもそうだが、うまく使えている人はあまり見た事がない。それもベタヌリとかじゃなくて半透明だったりする。半透明でぺたぺた適当な模様を描画するくらいなら、手書きにした方が絶対良いって!
 よく見かけるのが葉っぱとか花弁とかを散布ブラシで適当に散らすパターン。それこそ手で書いた方が……。え、ブラシを配布してるお前が言うな? てへっ。

3.人物の影をドロップシャドウで付ける。

 ドロップシャドウの影は平面の影に過ぎないので、人物などの立体物に落ちる影とは全く違うものです。なので、そのまま使うと物凄く浮いて、如何にもドロップシャドウで落としました、という影になります。Photoshopの機能を使いこなしている人には「あードロップシャドウで付けたのね。手でかかんかい!」と思われること必須なのでやめておきましょう。


 どれも、いかにもCGと言った効果で、慣れていない人にはすごく見えるのですが、あまりにもCG臭い為に結果絵の質を下げる事になります。
 なるべくCG効果に頼らない画面作りを心がけたいものです。