ダーガーはタカノ綾クラスのシロウト絵描きなのかどうか。<意図的にねじ曲げてみた。

http://d.hatena.ne.jp/eyck/20070811
 私個人の趣味として、ダーガーにはお金を出せてもタカノ綾の絵は金を出したいとは思わないのは確かだ。商業イラストレーターとしてはダーガーに仕事絵を描いてくれとは頼めないんだが。


 アウトサイダーアートという言葉をダーガーを知るまで全く知らず、実際に作品を見てからはこの言葉をダーガーに当てはめるのには違和感を感じてた人が此処に一人。一緒に見に行ったツレとは、ダーガーはアスペルガーサヴァンだったかもしれんね、という話はしていたが。アウトサイダーアートという言葉でダーガーを括った上で評価する事に対する……という日本のアートのヘンな所については同意するのだけれども、私はダーガーの絵をアウトサイダーアートかどうかなんて関係なく大好きなので、このエントリを書いた人とは感性が違うなと思う。

日本人がヨーロッパ美術史の「ジャポニズム」を自慢げに語る危険性も

 どちらかというとこれは日本人的自虐と自尊のない交ぜ状態から発生する物の様な気がする(外国人に間違った日本の文化を教えたがったり、間違った日本観を笑いつつ修正しない日本人とか)。そういう自虐と自尊への批判は幾らでも思い付くし自覚的であるべきだろうとは思うんだけども、
 日本で異端とされるアートが海外で評価されたり、その逆も然りだなあとか。私はアート界の現状は詳しくないですけど、日本人の心象にダーガーがヒットしたのは間違いない。日本人ロリコン文化強いしネ。
 後日本じゃサブカルメインカルチャーの垣根が異様に低いってのもあるかもしれないね。