ソドムの百二十日より

「(前略)一体、母親は我々にこの世に生まれた幸せを与えてくれただろうか。とんでもないことさ。母親が我々を危険に満ちた世界に投げ入れてくれたお陰で、そこから全力を尽して逃げ出そうとしているのが我々ではないか。……(後略)」

 ブランジ公爵のセリフより。何ともグノーシス的ではないですか。ねえ?