ルパンルパーン! あ、もとい、ルパンザサード!

 という訳でルパン三世かと思いきや、本家アルセーヌ=ルパンでした。

4102140018813
モーリス・ルブラン
新潮社 1959-05

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4102140026813 (続)
モーリス・ルブラン
新潮社 1959-09

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 堀口大学訳、読みづれぇー!!! 翻訳は新しい物に限るとはよく言ったものです。今読むと辛すぎます。
 クイーンラヴの有我さんですが、小学生の時はルパン読みまくってました。懐かしくなって読み返したんですが、アルセーヌ=ルパンは其の孫に負けず劣らず女好きですな! 推理の楽しさという点ではえー何でー感が無くもない(割と後出しっぽい印象。ちゃんと細かいところを拾って読んでないので、そうでもないのかもだけれども)ルパンですが、冒険活劇と思って読むと楽しい。ルパンが官憲を出し抜いてやりとりするくだりは痛快の一言なのです。
 どうしても日本では? ホームズとクリスティばっかりなのですが、もっと他にも一杯面白い作家はいるんだよとアピールしてみた。クイーンも読め! ルパンだって面白いぞ! と私は主張してみました。でも、翻訳は他の新しいのがいいと思います。辛かったです。
 ルパンて頭いいし超人的だけど、ちょっと傲慢で強引で自己中なとこがあって、堅気に色気を出してみてもやっぱり無理なキャラなんだな。


 次に待ち構えているのは、セルバンテスの「ドン・キホーテ」とボッカチオの「デカメロン」で行きたいと思います。
 文学の かほり漂う お前の屁。さとる。何が屁だ。馬鹿者め。ぷう。