嫌われ松子の一生

 流石! 一から十まで絶賛。今年ナンバーワンの映画。掛け値なし。
 しかし、松子は何処からどう見ても不幸だと思うぞ。共依存て奴な。
 心理学かじってる人は見ると凄く面白いと思う。松子って最高の生きた(演技だが)サンプルだな。
 愛されないって事はここまで人をダメにするのか、とか、恋愛至上主義こえー、とか。


 ま、そういうのは置いといて、映画そのものは映像美に魅了され、演出に魅了され、役者の演技に魅了され、目眩く2時間でした。はふー。満足。しかしこの監督は、格好良くなろうとして(徹底的に)外してる人を撮るのは天下一品ですね! 下妻物語の時からそうだ。中途半端に格好良くしないとこがホント素敵。


 役者について……劇団ひとりの演技ってそんな巧いか? イマイチだったと思うけど。お笑いの人では、ゴリ君が素敵だった。若手お笑いが嫌いなうちの母もゴリ好きなんですよ。ゴリエを知ってるかどうかは不明ですが(笑)結構色んなとこに色んなすごい役者さんが出てて、おおーっと思いながら見てました。片平なぎさとか(笑)


 それにしても、親を喜ばせる為にひょっとこの顔をする松子………………に、似てる! この癖だけ自分にそっくりだ! イタイ、痛すぎる自分……。めったに人には見せませんが……。
 観てない人はとにかく急いで観に行きましょう。日本映画の傑作です。
 今年はやはりアジア映画が当たりの年に決定( ・x・)ノ凸-☆だな。


 次回作はバルトの何とかとTRICK行きます。