ジム通いサボりがちです。

 否、行ってるんですが一日30分とかなので行ってる内に入らない。明後日から4日間連続ジム行けないのでちょっと焦ってます。今日は部屋の掃除もしたいのに! シナリオも書きたいのに! しかも12時には寝る!

4062572990ドーピング―スポーツの底辺に広がる恐怖の薬物
高橋 正人 河野 俊彦 立木 幸敏
講談社 2000-08

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 古代ギリシャの剣闘士もドーピングやってたってのにかなりそそられてしまった。バトルシーンのある小説が書きたい! で、闘技場の前で、杯を渡されて「酩酊は意識を鈍らせる故要らぬ」とか言わせたいね! キャー。


 とか言う昔のゆる〜い(でもないけど)ドーピングと現代のそれは訳が違います。まず精錬度、濃度が違いすぎ。二度に亘る世界大戦でもドラッグが使われていたのはよく知られてますが、いわばその延長なのですな。
 10年くらい前に東欧の選手がドーピングの副作用で苦しんでいる*1のをNHKの特集で観ていたので、うわドーピングこええと思っていたら、フローレンス=ジョイナーが引退後10年して急死していた事をこの本を通じて初めて知ったとか(^x^;)現役時からドーピング疑惑が取り沙汰されていた選手でしたが、やはりというか何というか。尤も、死因自体はドーピングと直接の関連はなかったようです。


 この本では具体的な症例やマウスでの実験の結果も詳細に書かれており、ドーピングの実体をリアルに感じ取るにはとても優れていると思う。特に、アマチュアでは規制がない分ドーピングが蔓延っている現状とか、サプリメントと称してドーピングでは使用禁止になっている薬物が成分として入っている事など、スポーツに携わる者は絶対に知っていて欲しいです。
 健全な肉体を作る為のスポーツが肉体を破壊していては何の意味もないのだから。


 コーチングに興味がある話は書いたので本を借りてみたけど、殆どスポーツの本ばかりで、コーチングを教えるにはあまり役に立たなさそうだ。ち。

*1:東欧〜ロシアでは国策でドーピングが推進されていた。当時の関係者は今も口を閉ざしているので、なかなか実体は明らかにされないんだとか。実際に裁判も起ってます。