BSDスンドゥブに行く。

懐かしい形。

 無論ブッチャンドンまでわざわざ行った訳ではない。BSDスンドゥブへとスンドゥブを食べに行ったのだ。


 スンドゥブとは何か。純豆腐、らしい。(別の意味もあるらしいが)スン=純、ドゥブ=豆腐。なるほど言葉も良く似ている。元々同じルーツなのだから、当然か。言語学的にも非常に近しいのが良く解る。あ、でも寧ろ感じの音読みの変化を言う方が正しいのか? 日本の豆腐と違って柔らかく、それを鍋に入れて食べるのだそうだ。旨そう!
 有我さんは韓国料理が大好きで辛いモノが大好きで豆腐も大好きなので、こういう料理には弱いのである。だいたいここ数週間マイブーム韓国料理で、無性に食べたくてしょうがなかったのだ。
 とにかく、気になるのでツレと食べに行ってみた。


 最初、伏見の店舗に行ったが、今日は金曜日。混み過ぎてホールが全く我々に気付かない(当然来店の挨拶もなし)。こりゃダメだと察した我々は河岸を変え、桜通店に電話。桜通店はカウンタが空いている事を確認して、席取り→移動。


 が、ツレに場所を任せたら、ツレは思いっきり道を間違えました。
 何かおかしいと思ったので、自分の記憶を頼りに「こっちじゃないの?」と言っていたのですが、自分もあまり自信がないので、君を信じる! と相方に任せていたら全く正反対の方向に。


 いやはや、信じるって言葉は最も宛てにならない物ですな。
 自分はずっと正しい店の場所を指してたので、方向音痴ではない様だ。


 で、スンドゥブに辿り着いたのでした。
 店内はまあ、若干手狭ですが結構賑わっていて、小綺麗。BSDスンドゥブは名古屋だけですでに3店舗オープン、かなり精力的に店舗を増やしている。元々はロスアンジェルスで店舗展開していたのが大当たりして、韓国に逆輸入。国内で店舗を増やした後、再び海外展開ってんで、日本の中核都市名古屋に店舗を増やしていった訳。という事は、大阪や名古屋にも当然店舗があるんだろうね。詳しくは知らないのだけど。


 メニュー拝見。辛い鍋が目当てだったので海鮮スンドゥブにするつもりが、ちらっと見た写真に惹き付けられて、あっさりテールスンドゥブに思想転向。しかし、きいてみたら辛くしてくれるそうなので、辛いテールスンドゥブにしました。辛くしてくれて有難う。結構融通聞くみたいで嬉しいです。ツレは海鮮スンドゥブに。
 ここのお店は石焼き御飯とスンドゥブが売りらしいので、もちろん石焼き御飯も注文します。御飯と鍋で結構お腹が膨れると思ったので、後はどうしても食べたかったトッポッギだけ注文して、後は飲物。

 カウンタに座ったので、中の様子が見えて結構面白い。石焼き御飯の上に圧力蓋みたいなのを乗せて下から直接熱する。見るからに熱そうだ。待っている内にトッポッギが完成したのでつつく。うわ、辛! トッポッギは普通甘辛の味付けなのだが、ここのは甘みが控え目で、辛さが買っている。甘さ控え目な味の方が好きなら、ここのは美味しいと思う。トッポッギを全部食べてフーフーしていたら、厨房のおばさんに笑われた。イヒ。この店ではトッポッギが一番辛いメニューなのだそうです。納得した。


 待つ事数分、ボコボコ泡立つ石鍋と御飯がいよいよ登場! すげー沸騰してんのよこれが。メチャメチャ辛そう。そして美味しそう。まずは御飯から。釜を開けるとほわほわの粒々ごはんが登場! スプーンで掬って食べると粒がしっかりしててなおかつ柔らかくてメチャ美味しい! ごはんは一旦別の器に装い、残ったおこげにはお水を足してフタをします。これでおこげおかゆ御飯が食べられるとは、うーんエコロジー。このおかゆ御飯もまた美味しいのですよ。

 で、肝腎のスンドゥブですが、日本の豆腐とは確かに違いますね。柔らかさは寄せ豆腐で、食感は絹ごしです。いや、美味しい! 私の頼んだテールは出汁がものすごく出ていて、汁も最後まで残さず飲んでしまいました。お肉もとろとろに柔らかいし、これで980円て安くない? 安いです。美味しいです。辛さも苦になる様なきつい辛さではないので、辛いモノが普通に好きなら問題なく食べられると思います。(トッポッギはかなりきついですが)スンドゥブぶっかけごはんもとてもはまりますし、オススメ!
 ごはんが480円だったので、御飯+スンドゥブでもそんなに高くないです。二人で一杯ずつ飲んで喰って、デザートも食べて結局4500円だったし。御飯+スンドゥブで普通の人は十分お腹一杯になれます。


 昼のランチが790円で御飯付き(テールスンドゥブはありません、念の為)なので、お試しするなら昼がいいかも。