アジアンづく。

 母は既に「チェオクの剣(本タイトルは「茶母」)」を見切ってしまったらしい。グリーンディスティニーのパクりだけどぶっちゃけ負けてますよみたいな、テレビだししゃーないわな。あたしもそろそろ見切ろうかと。チャングムには勝てねぇや。
 で、そのグリーンディスティニーを見た。
 有我は決してあの映画を高く買っている訳ではないどころか、何遍見ても「意味わかんねー映画」つーか、実は一回しか見てないのだがちっともストーリーが把握できなくて絵だけ綺麗だね、みたいな映画であんまり好きになれなかったのだが――大体、普段は絵が綺麗なだけでそれなりに評価を下すのに、何故か自分の中では評価が低い、希有な映画なのだった――今日、二度目を見て解った。映画に置ける主題がバラバラなのだ。
 ヒロイン、チャン・ツィイーが好きな男とくっつくのが主題なのか、チョウ・ユンファ師匠との武侠物なのか、それとも毒狐の人なのか、その他エピソードはてんこ盛りなのだが、全部幹、若しくは幹無しオール太い枝、なので、映画としての印象が拡散してしまう。チャン・イーモウ監督がチャン・ツィイーを主人公にするとダメ映画になるの法則とか言っても良いですか? って、あたしチャン・イーモウ監督は結構買ってるはずなんだけど何でこうなっちゃったのかよく解りません。脚本ダメすぎ。要反省。

B00006880Kグリーン・デスティニー ― コレクターズ・エディション
チョウ・ユンファ ミシェル・ヨー チャン・ツィイー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2002-08-01

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