もうなつかしい平成の年表

もうなつかしい平成の年表

もうなつかしい平成の年表



 どうしてこう清水義範とあると読んでしまうのだろう。がっかりするって解っているのにチキショウ。小説でもなくエッセイとしても唯時系列にリストを並べるだけなので面白みゼロ。清水本人は極力政治的主観を排除したそうだが、却ってつまんない。徹底的に主観を入れるか、寧ろもっと事実関係のみを深く掘り下げた物にするかどちらかでないと。
 こうやって読み返してみると、清水義範パスティーシュの才を発揮する以外のところではあんまり文章の巧い作家ではないのだなあ。