エルミタージュ美術館展

 クラナッハ(父)目当てで行きましたが、まあまあ。少なくとも×年前のルーブル美術館展よりは遥かにマシでした。ろくな絵来てなかったもんなー。ルネサンスから新古典までって事で、通俗的な貴族の肖像画が多くて、後半は少しだれてました。あんまりにも俗っぽくて、あんまりいい絵がないんだもん。映画を観る為に急ぎ足だった所為もありますけども。やはり当時の美的観点からして理想的に描く事に力を入れすぎている感があって、絵としての面白みなどはあんまりありませんでした。
 でもクラナッハの絵が生で見れたのはホント良かった! クラナッハは女の魔性を描かせたら世界一だね! 他では、全然知らない画家でしたがエリザベート=ルイーズ=ヴィジェ=ルブランの絵が静的な肖像画の中にも魅力的な表情を讃えていて、なかなか良かったです。