サド的道楽。
知ってたと言えば知っていたんだけども、改めてデータインプットする事でああなるほどと認識を新たにしたり、新たな気付きをもたらしてくれる事もある。
トホホ人物伝なる番組をだらだら見てたんだが、サドが描写する放埒や道楽の数々はそりゃ確かにあの時代でも「或る程度は」逸脱であるのだけれども*1、ぶっちゃけ「たかがあの程度」であるような気さえする。サドもそのつもりで書いたのかも知れないし、彼が付け加えたそれは残虐なシーンや、精々が肛門性交くらいの物であろう*2。否うんこは喰わなかったと思うが、あの時代うんこは宮殿中普通に巻き散らかされてたし。*3
現代のデフォルトで過去を見ると怪我をするって話し。当時の状況をインプットしたので、もう一回「悪徳の栄え」を読み直してみようかな。
本読みの楽しみというのはこういうところにもあるのです。ファンタジーでは絶対に楽しめない楽しみ方ですな。