ドラゴンクエストモンスターズ総括（今更）
ドラクエ小説の方で、竜王がローズバトラーに寄生されるシーンを書いたのだが、ふと思い出すとこいつら、モンスターズで配合させたらシドーになっちゃいますよ教育的シドー。
ドラクエモンスターズはファミコンドラクエ原理主義者である筈の私を数年来魅了し続けている優れもののゲームなのだが、配合ってシステムは実際、女神転生の悪魔合体のパクリである。また、モンスターをコレクションするセンスなどはもろポケモンのパクり*1と言われて久しいのだけれども、ドラゴンクエストモンスターズは結果として「ポケモンの、育てたら育てっぱなしな上使えないポケモンはお飾り放置プレイ」「女神転生の、気に入った魔物を最後まで連れて歩けないディレンマ」を配合システムで巧く解決し、昇華している。単なるいいとこ取りじゃないわけ。最近のドラクエものシリーズとしては抜群にテキストワークが素晴らしい*2事も併せて、DQMは名作ゲームと呼ばれるようになった。
対戦や魔物集めだけではない。特技の汎用性の広さなんて、元になる筈のドラゴンクエストシリーズより何倍も出来が良い。ドラクエがスキルシステムを取り入れて以来陥っていた「使えない特技問題」がほぼ解消されている点は見逃せまい。欠点があるとすれば、ヒャド系呪文が余りに弱いこと、だろうか。尤も、ドラクエシリーズは元から「魔法属性が殆ど意味無し」ゲーム*3だけど。作る側も解消しようと全く思ってないしね。でも、ここが改善されたら、モンスターズはホントに一生遊べるゲームになったと思う。否、今でも一生遊びたいゲームの一つではあるけれども。
私は一生やる気ないのでどうでもいいんだけども、DQM2が出てキャラバンハートが出て、キャラバンハートで配合システムを捨てた時、スクウェア・エニックスはドラクエモンスターズという、これから成長し得るドラクエブランドの一つを投げ捨てたんだなあ、と、昔気質ゲーマーの私は思ったりするのだった。
さ、竜王育てるか！（またか）何故かシドーになっちゃったけどね！
デュラン先生への道は遠いよ……。
