笑の大学
約束は守ったぞ!
Q.って誰に約束してますか!
A.自分に。
映画の時間を調べずに行ったら『笑の大学』は他の映画と見事に入替制でした。やれやれ。ジムに行っとけば良かった……。しょうがないので2時間近くをダイエーとユニーを往復して買い物しましたよ。525円で運動用に丁度良いパンツを買ったのですが(安物……)サイズをテキトーに買ったのでやや小さかったです。運動して、痩せたら丁度良いかなあ。そんなわけないか。
で、映画。
元の舞台を知らないんですが、こーゆーのって(具体的にはアクションでもSFXを駆使しているわけでもない映画全般)今一つ『何故映画にしなきゃ行けないんだろう』というのがあってこれ系のジャンル(だから具体的にはアクションでもSFXでもない映画全て)はまず見に行かないのですが、三谷幸喜だから見に行った、てな案配で。だって好きなんだもん。月曜なので観客は一桁でした。余りに寂しすぎないか今池国際劇場。
前の『みんなのいえ』はある意味映画でないと無理だよねって言う作りになっていたんですが、今回は本当に、映画じゃなくてもいいかなあって言う映画でした。元が舞台ですからね。
で本題の感想。いや、笑いました。面白かった。普通に。三谷ファンなら安心してみられる映画。日本人が好きな、笑いがあって人情もあって涙もあるような王道の。勿論私も大好きです。うん。浅草の雰囲気が時系列に従ってどんどん変化していく当りなどはやはり、舞台でやるとさりげなさが失われるのでこう言った映画の様なメディアの方が適してるとは思います。
正直しかし、テーマが今の自分には結構身につまされて素直にああ、良かったなあとはならなかったのがちょっと悲しかったです。元気なときに素直な気持ちで見たかった……。椿一はプロフェッショナルで、クリエイターとして本当に素直に尊敬できるのだが、じゃあ、官憲に逆らって敢えて脚本を曲げない道を選んだ人達は、という問いを突き付けられた気分に……物書きとしては厳しいテーマ。ええ。しかも物凄くタイムリーに。
それはおいといて稲垣メンバー吾郎はSMAPじゃ一番どうでもいいメンバーBy有我悟*1だったんだけど、今回の役は良いね。でもやっぱり役所広司が良すぎるなあ。NHK大河の『徳川家康』からずっと好きだったけどやっぱり良い。かっこいいオヤジ大好き。
……ちょっと疲れているようです。(男性読者退散)
冗談はおいといて、お爺さんの警官役やってた人のキャラがすごく良かった。味が有りすぎです。三谷さんのの脚本って細かいとこまでホント行き届いてて、隅々までが計算され尽くしてて、私はため息ばかり付いていました。良い作品を見て落ち込むなんて、何か悲しい気分です。