久し振りに図書館に行きました。

 で、前々から薦められていた本を予約。『演技と演出』(講談社文庫/平田オリザ ISBN:4061497235)『ベストセラー小説の書き方』(朝日文庫/ディーン=R=クーンツ ISBN:4022611561)と、独断と偏見で『ミステリーの書き方』(講談社文庫/アメリカ探偵作家クラブ ISBN:4062638576)を予約。別に推理小説を書こうとか、クーンツのファンだとかそんな事はまるでないので悪しからず。
 人の為に書く、という経験がまるでない、というか、そういう事を考えたことがなかったので――というより、最高の読者は自分、がポリシーだったので――人の物書きに対する姿勢がどれくらい役に立つかは解りませんが、まあ、見てみようかなと。
 で、以前読もうとして頭に入らず断念した『エロスの涙』を借りようとして、何故かトルストイの『イワンのばか』と『イソップ寓話集』を借りてきましたよ。トルストイは前から読みたかったのですが何故イソップ。こういうサクッと読めるものの方が最近楽なんだなあ。それにしてもイソップ、ギリシャ時代の人間の筈だが男色好きは恥知らずって一体……。(イソップが実在の人物なのかどうかもよく解ってないんだけどな)どちらも微妙に時代のずれを感じる一品です。『イワンのばか』に収録されている短編では『洗礼の子』が一番良かったよ。
 横溝正史だが『双仮面』だとかは読んだのだが、どうやら我が家のリストには八つ墓村だの犬神家だの、定番どころの作品が全然無いらしいことが八角。アニス。じゃなくて発覚。とりあえず『悪魔の降誕祭』と『金田一耕助の冒険』辺りをまったりと読もうかと思ってます。